文明の源流日記


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2003年6月30日(月)[15:48:34]  
 東都生協の山下さん、福永さんが「源流体験」の下見に来られた。夏休みの企画なので、せっかくなら源流を歩いたらいかがですかと「源流体験コース」に案内する。源流を歩き始めたとたん、「冷たい。流れがとてもきれい」としきりに感心されていた。瀬やトロ、淵、シオジやサワグルミ、苔の話などをする。地形や地質、砂岩や泥岩の話、岩の剔れなどに触れて釜淵までいく。ここは、川の字の生まれたところ、どのコースを取るかは自分で選択してくださいと説明を続ける。のぞきふちまでで下見は終わったが、「源流体験」が大変気に入られたようで、夏休みに親子で体験したいとのことであった。
源流研究所では、「多摩川源流プロジェクト21」に関する事務連絡を行う。5月21日に開催された第一回プロジェクト委員会では、次の委員会審議をより有効的なものにしようと高橋委員長からのまとめ提案が5項目にわたってなされた。一つは、上下流の関係で下流負担、国負担を問わず水源税とか、環境税とか全国的な動きがあるが、そうした情報を報告してください。二つとして、源流見学が増えているそうだが、どこからどのくらい来ているか、どんな感想を持っているか状況を報告してほしい。三つめは、人口減少対策にどんな手を打ってきているか、いい例、難しい例を含めて報告してください等々5項目のまとめ提案があり、それぞれの担当者がまとめなければならないので、今の時期に連絡文書を各担当者に発送することになる。それにしても高橋先生の司会は見事である。連絡文書をとりあえずファクスで各担当者に送った。
 今日で6月が終わる。4月5月6月があっという間に過ぎてしまった。とくにこの間の「森林再生プロジェクト」の取り組みが一番印象に残った。この事業に取り組み、多くの参加者をえて一定の成果をあげることが出来て、何より源流研究所の活動に厚みが加わったことが嬉しい。源流に存在しながらどんなことが源流に貢献できるのか、源流のためになることを追求していきたいと常々心がけていたが、ようやく一つの方向性が生まれてきた。地道に取り組んでいきたい。
 緑のボランティア隊のアンケートを紹介します。
 □受け口、つるの大切さがよく分かった。今後二回三回と参加し、本当の戦力として役立てるようになりたいと思う。広葉樹林の育成の方が都会の人間には活動範囲が広いのでは。21世紀、都会のリタイヤ老人が安らぎ、遊べる山村を創ってほしい。」
 □「前回同様、とっても楽しく活動できました。インストラクターの方々も役場の方も良い人ばかりで、心が温かくなりました。作業も楽しみでしたが、皆さんに会えるのもとても楽しみで何日も前からドキドキしていました。自分のことを覚えていてくれたことも嬉しかったです。この後も全部参加したいです。部屋割り最高です。」

2003年6月27日(金)[14:25:05]  
 TBSの番組作りが続き、ロケ隊は早朝から、村の全景のロング取り、小菅の湯、ヤマメの養殖場とヤマメの試食、そして「源流絵図」の調査に関するヒヤリングと続く。橋立地区の木下三吉さん宅を訪問して、淵や滝の名称や由来を確認している様子がカメラに収まる。午前中に全てが完了する。
 午後からは、「源流の四季」の最終校正に取りかかる。「多摩川源流プロジェクト21」屋「森林再生・緑のボランティア隊」の記事を丹念にチェックする。また、写真の一枚一枚にキャプションを入れていき、より読みやすく、より親しみやすい広報誌に仕上げていく。途中で全国源流シンポジウムの問い合わせ、全国水ガキワークショップの打ち合わせなどが飛び込んでくる。いろいろ仕事に振り回されているうちに、パソコンの調子が悪くなり、ホームページにリンクできなくなる。忙しいときに限ってこうしたアクシデントが起きる。やむなく、「源流日記」の続きも途中でとぎれてしまう。
 第2回森林ボランティアのアンケートを紹介する。
 □「前回も参加さしていただきましたが前回同様とても楽しい時間でした。前と同じ人にもう一度出会えたり、また違う人と出会えたり、宿もかわって、また違う地域の人と出会えたりすべての出会いにとても感謝しています。ブンメイ節をもう一度聞かせてもらえたこともとても嬉しかったです。作業も少しグレードアップして充実感一杯です。これからもチェンソーの講習会もあるようでそっちのほうにも参加していきたいと思います。小菅村と共に私の林業スキルもアップさせていきたいと思います。出来れば宿は分宿ではなく、一緒に懇談会を楽しみたいです。」
 □「今回は2回目の参加で前回よりも小菅の方々や一般の方々と仲良くなれた気がして嬉しかったです。皆さんの話を聞いているとこのボランティアの活動が小菅だけでなく、全国の源流の皆さんにきっかけを与えられているとわかり、凄いことをしているんだなあと思いました。これからもずっと続けてずっと参加していきたいとおもっています。」
 ボランティアの皆さん、ご苦労さん。皆さんの声にいつも励まされています。有り難うございます。

2003年6月26日(木)[13:56:50]  
宮内中学校の生徒達に朝食を届ける任務を任された関係から、午前4時30分に起きて、塩山の和泉屋にサンドイッチやスープを取りに行く。152名分を注文してあったので、数量を確認して5時に小菅村平山キャンプ場に向けて出発する。途中で事故があっては大変なので普段より慎重に運転する。柳沢峠を過ぎて丹波山村を通過し、今川峠まで差し掛かるとなんだかホットする。今川峠を下り掛かるとなんだか珍しいお客さんに会う。狐が林の中に身を隠そうと足早に動き出した。時間に少し余裕があったので、車を止めるとキツネも停止してこちらの動向をうかがっている。優しい表情のキツネで多分メスに違いない。軽く会釈をすると不思議様な顔でこちらを見ている。「元気でね」と車を走らす。しばらく行くとかわいらしいリスが道を横切る。普段は滅多にお目にかかれない動物たちも夜明けには活発に活動している姿に会えて嬉しかった。
 6時に平山キャンプ場に到着する。校長先生、野口先生たちと挨拶を交わし、炊事場を覗くと鈴木真智子さん達がスープのためのお湯を沸かしていた。小菅村の佐藤さん、奥秋さん、穣君とみんなそろう。朝7時に水干に向けて出発予定がなかなか準備が整わない用で一時間遅れの8時になる。大部隊を移動させるのは容易なことでない。登山の準備、部屋の片付け、トイレのどれ一つとっても全員がそろうまでは、時間が掛かる。それでも生徒達は元気に動き回り、身支度をしていた。
 そこに、テレビ局TBSの取材班が飛び込んでくる。三瀬真美子さんという抜群のスタイルをした美人レポーターに注目が集まる。生徒達は、ご機嫌でインタビューに応じていた。いよいよ出発する。マイクロ5台とワゴン車2台を引率して佐藤さんが先頭を走る。カメラマンは、水干への道中もとりたいらしく、車から身を乗り出して車の列にカメラを回していた。
 作場平の出発式で所長が挨拶する。今日は多摩川の最初の一滴を見に行くこと、全国に109の一級河川の中でも最初の一滴が誰でも見れるのは、この多摩川だけであること、ミズヒ沢から一ノ瀬川本谷、一ノ瀬川、丹波川、多摩川と名前を変えながら138`を旅して東京湾に注ぐこと、この一帯が東京都の水源林になっていること、豊かな森が水を育むこと、身近な森と水源の森の違いをよく観察するなど多摩川源流を存分に楽しんでほしいと話した。作場平の登山口まで同行してテレビ取材のため、小菅川の源流に向かう。野口先生の話によると前日といい、水干登山といい、「大変貴重な体験が出来て、先生も生徒も大変良かった」との感想だったという。天気も味方してくれて本当に良かった。
 TBSの番組は「笑顔が一番」。毎週日曜日の午前7時から全国の市町村を紹介するもので、今年山梨県から、小菅村と南アルプス市が選ばれたもので、小菅村では、源流にこだわり、源流を活かした村作りの様子を詳しく紹介するという。そのなかで源流研究所も一定の役割を担わされ、源流体験や絵図や食文化の調査活動が紹介される。
 小菅川源流では、リポーターの三瀬さんと佐藤さんと淵や滝の調査活動に出かける。調査コースがちょうど源流体験コースとだぶっていたので三瀬さんに源流を歩いていただいた。「これは凄い。林道を歩くのと、全く別世界が開けてくる。自然のエネルギーの深さを実感した」と大変気に入られていた。源流研究所では、どんな活動をしているのか、流域の市民の反応はどうか、どんな思いで源流に通っているか、どんなことを皆さんに伝えたいか等々インタビューされた。

2003年6月25日(水)[19:44:10]  
 朝眼を覚ますと土砂降りの雨。今日川崎市の宮内中学校が「源流体験」にやってくるのに、なんて無情な雨なのか。朝6時から、今日の準備のために「源流体験」マニュアルを作成する。体験の入り口での注意、坂のおりかた、源流の渡渉の方法、シオジとサワグルミの違い、苔の話、岩の話、川の働き、瀬とトロと淵の説明、釜淵の渡り方、左岸と右岸、本流と支流、砂岩と泥岩などなど必要なことをまとめていく。この「源流体験」に参加した生徒達が心の中に源流を刻んでくれればいいと心で祈る。
 自宅を出る時間になっても、雨は降り止まない。柳沢峠の気温は15度と寒い。一ノ瀬・落合に着くと、宮内中学校の野口先生から、「予定どうり、バスは進行しているが、雨は強く降っていますか」と心配そうな電話が入る。野口先生も「源流体験」は時間を遅らせてもやりたいとのこと。こちらからも、「是非源流体験はやりたいです」と応答した。
 源流研究所には、ボランティアの鈴木真智子さん、加藤真紀子さんなどがそうそうに到着し、打ち合わせて、上履きに巻く縄を一定の長さに切るお手伝いをしていただく。生徒150名は受け入れる側も大変で、手伝っていただいてようやく終われた。午前11時には、宮内中も到着。雨は降り続いていた。昼食を済ませて「源流体験」に向けてバスで出発したとたん、信じられないことが怒った。雲の切れ間から太陽がのぞき、見る見る青空が広がっていった。太陽が大地に照りつけ、気温もぐんぐん上がっていくではないか。一番心配した気温も心配なさそうである。
 青空の下「源流体験」が開始された。一斑はブンメイ所長、2班は、佐藤室長、三班は、井村主任、四班は、穣君がそれぞれ責任者でついた。生徒達は、源流を歩き始めたとたんに「冷たい」「流れがきれい」と次々に反応し、赤沢出合い下渕、たわむれ淵とすすんでいく。瀬やトロや淵の説明を良く聞いている。岩の剔れたところでの大雨の恐ろしさもじっくり聞いてくれた。釜淵では、男は全員ヒヤヒヤドキドキコースを選択、女子もかなりがこのコースに挑戦する。何しろ元気で、行っても行っても少しも疲れない様子であった。瞳淵まで来ると、ドブンドブンと飛び込みが始まった。この間の雨で、水量が増していたが、自然条件の厳しさをむしろ楽しんでいるかのようであった。危険な所は、川崎のサポーターの方々がガッチリまもり、全員が源流体験を安心して楽しんだ。がんばりやの生徒は「俺13回もとびこんだよ。最高。いい思い出になった」と笑顔で話してくれたのが印象的であった。鈴木さん、川本さん、加藤さん、斉藤さん等々皆さんサポート有り難うございました。

2003年6月24日(火)[18:53:57]  
 今日は狛江市の善行会の一行36名が小菅村視察にお見えになった。当初は、雄滝、白糸の滝を見学して、小菅の湯・温泉にゆっくり浸かっていただく予定になっていたが、昨夜からの雨で足下が緩み、歩きにくいとのことで、予定を変更をして、広瀬屋旅館での昼食のあと、佐藤室長の挨拶のあと、ブンメイ所長が多摩川源流の魅力を語ることになった。時間が限られていたので、源流との出会い、源流の淵や滝の名称とその由来、源流絵図の作成と小菅村との出会い、源流研究所の事業内容の紹介、源流と流域との交流の大切さ、源流域の自然環境は、流域全体の宝であり、財産であり、流域全体で守っていきたいと心を込めて話した。ご一行の方々は、短時間であったこともあり、大変集中して話を聞いていただき、絵図をたくさん買っていただいた。
 引き続き、「森林再生」緑のボランティアの感想を紹介する。
 □「今回も大満足です。前回よりはだいぶ作業内容が理解できてきて自分的にわりとスムーズに進められてきたと思いました。体力も気力もすこしアップしてきたので。3回4回目は都合により欠席しますが、また5回6回もどうぞ宜しくお願いします。」
 □間伐したことにより、林内が明るくなりよかった。第一回目、二回目と参加した人は、徐々にレベルアップしていき、チェンソーなども使えるようになれば、公立が上がるのでチェンソー教室など是非実践してもらいたいと思います。温泉大好き。お肌がキレイ」
 参加者の若々しいエネルギーからたくさんの勇気をもらっています。参加者の皆さん、これからも宜しく。

2003年6月23日(月)[07:16:29]  
 朝から夜まで、第一回「多摩川源流プロジェクト21」のテープ起こしに集中した。私がプロジェクト委員の発言を聞いて、ゆっくりと繰り返し、それを井村主任研究員がパチパチ打ち込んでいく。この作業が先週から続いている。当日、委員の方の意見発表を一回は聞いているのだが、発言の一つ一つを正確に蘇られると含蓄のある意見、提言の何と多いことか。特に高橋先生の議事進行の見事さには脱帽だ。プロジェクトの審議方向の整理といい、委員の皆さんの発言の特徴付けといい、発言の中で出された疑問質問への回答といい、これからの会議への準備といい、それこそてきぱきと無駄なく正確に事を進められた。今日でテープ起こしが一応終わってホッとした。「源流プロジェクト」のこれからの展開が非常に楽しみである。

2003年6月22日(日)[07:05:49]  
 「森林再生」緑のボランティア二日目。昨日と同様の場所で間伐作業が行われた。ブンメイは親戚の結婚式で参加出来なかったが、参加者の感想を見ると現場の様子が生き生きと伝わってくる。緑のボランティアに参加の皆さん、有り難うございました。皆さんの森林に対する思いやりと優しさは必ず生きてくると信じています。今日本各地で人工林の間伐作業をどう進めていくか、その受け入れ態勢と推進体制の双方で大いなる模索が始まっていますが、市民や学生と識者、森林組合、役場・源流研究所のその4者がスクラムを組んだ森林再生の「小菅方式」は必ず大きく育っていくことでしょう。何人かのアンケートを紹介する。
 □「第一回目も参加させていただいたのですが、ボランティアで出来ることは限りがあり、特に不器用な私は余り役に立てないのでは、と思っていました。しかし、間伐が終わった後に上を見上げて沢山光が入ってきているところを見たり、間伐して木材を集めたその量を見て、私も少しは役に立っているかもしれないと思えました。なにより、作業自体が私にとって楽しく、参加して本当に良かったと感じました。また参加させてください。本当に有り難うございました。」
 □「今度は、間伐する範囲が班毎に決まっていたり、森林組合の方が、技を見せてくださったりと内容がよりよくパワーアップしていたように思います。お昼のみそ汁もまた用意していただき、嬉しかったです。美味しいです。たとえ一人の力が小さくても、間伐とはどれだけ大変かを身をもってしり、楽しい思い出と共に心に残って、さらに多くの人へ森林に関する意識が広がっていく切っ掛けになる信じています。」
 □「今回は2回目の参加で前回よりも小菅の方々や一般の方々と仲良くなれた気がして嬉しかったです。皆さんの話を聞いているとこのボランティアの活動が小菅でけでなく、全国の源流の皆さんに切っ掛けを与えていると分かり凄いことをしているんだなあと思いました。これからも続けてずっと参加していきたいと思っています。」


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