文明の源流日記


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2004年7月15日(木)[16:22:08]  
7月12日から15日まで「吉野川源流資源調査」(日本財団助成事業)に出かける。東京農業大学の菅原泉助教授と助手として中村真里が同行する。一日目に日本財団の外海陽子さんと奈良県の近鉄吉野線の上市駅落ちあう。二日目には、川上村が購入した水源の森の資源調査に出かける。地元の中平完司さんの案内で、我々と川上村役場から、泉谷産業課課長補佐始め、教育委員会、福祉課、モクモク館、森と水の源流館などから多数が参加し、交流を深めながら源流の森には行っていく。馬の鞍の尾根には、樹齢200年〜300年くらいのトガサワラ、モミ、ツガなどの巨木が林立していた。これぞ自然度の極めて高い森林であることを実感した。ブナ平は、意外と明るくブナの巨木が寿命を尽きたのか、何本も横たわっていたのが、痛々しかった。ともあれ、原始の姿に近い森とはこんなものかと感心の連続であった。ただ、笹が枯れていて、乾燥し表土が流失していることは気がかりで、稚樹の姿が見られなかったのは、鹿による食害なのか今後の対策が求められよう。地元の人々と守るべき、水源の森の懐に立ち入ることが出来たことは実に有意義であった。三日目は、本沢川の資源調査と源流体験の場所の設定と指導を行った。いずれの取り組みも地元と一緒になって源流資源を調査する内容で、源流絵図作成のための資料もよく調査できて意義ある吉野川源流資源調査活動であった。

2004年7月11日(日)[15:55:25]  
第7回「川の日ワークショップ」が10日11日と2日間にわたって、東京・代々木の青少年記念センターで開会された。例年通り、ものすごいパワーの持ち主が全国各地から駆け散じて、川への取り組み・熱い思いを披露し、「いい川・いい川づくり」を競い合うのである。全くの公開審査で、全員が3分間の中でアピィールするという限られた条件の中で、思いとわざと心をぶっつけ合うのである。いつ参加しても、川に関心のある連中は、元気で明るくて熱いと感じる。毎年参加者が増えているように感じる。多分これからも広がり続けるであろう。
 初日は、審査委員をやり、我々のグループからも2人を推薦する。コーディネーターが環境省の佐藤さんであったので、やりやすかった。滋賀県の川の音に着目した取り組みはなかなか面白かった。本番では、肝心の音が出なかったため、大変苦戦したが、何せ子どもが生き生き川と親しんでいる姿に触れて嬉しくなった。夜の懇親会はすこぶる楽しかった。

2004年7月9日(金)[15:33:46]  
今年は、夏にシンポジウムのパネラーや学習会の講演が続く。一覧表にしてまとめた。
近くで開催されるときは、皆さん是非参加してください。小菅村のこと、源流のことをたくさん話しますよ。
2004夏・シンポジウムのパネラー関係日程表

□「多摩川の姿」連続講座

 ・主 催  大田区立郷土博物館
 ・日 時  7月18日 午後1時〜2時
 ・場 所  大田区立博物館
 ・講 演  「源流からのメッセージ」 中村文明
 ・その他の講師  増田直也 柴田隆行 山口調整官 

□「水の王国、山梨からのメッセージ」

 ・主 催  「山梨・水と森の会」
 ・日 時  7月21日 午後5時〜7時
 ・場 所  山梨学院大学 58号館
 ・講 演  内藤英治
 ・パネラー 中村文明 向山茂徳 早川源 黒沢惟昭 

□「川の風景を読む−多摩川からの報告」

 ・主 催  とうきゅう環境浄化財団
 ・日 時  7月29日 午後1時〜4時
 ・場 所  国連大学5階
 ・パネラー 島村勇二 中村文明 神谷 博
 ・コメンテーター 中村良夫

□「源流域の自然と山村の再生に向けて」  第5回荒川流域水環境シンポジウム

 ・主 催  荒川流域ネットワーク・荒川クリーンエイド・秩父の環境を考える会
 ・日 時  8月1日 9時〜12時30分
 ・講 師  中村文明 崎尾 均
 ・コーディネーター 恵 小百合 
 ・パネラー 吉田広文 斉藤英次 大越良一 入江靖
  
□「やまなし水フォーラム」

 ・主 催  山梨県森林環境部
 ・日 時  8月 3日 午後1時30分〜午後4時
 ・場 所  山梨県立文学館・講堂及び研修室
 ・講演「豊かな水環境と地域戦略」  恵 小百合
・パネラー 恵 小百合 風間ふたば 砂田憲吾 中村文明
・コーディネーター 早川 源

□「第9回水シンポジウム inひろしま」
 ・主 催  土木学会水工学委員会・国土交通省中国地方整備局・広島県・広島市
 ・場 所  広島国際会議場
 ・パネラー 人づくり・川に学ぶ 森本輝 恵 小百合 中村文明 藤野完二 ほか
 ・コーディネーター 小川全夫

2004年7月8日(火)[15:29:41]  
世田谷区の城山小学校の校長先生が、源流体験の下見にお見えになった。源流研究所で、8月28日29日の日程を確認する。その後、中川君が渡辺校長先生を源流に案内した。校長先生は、素晴らしい体験だったとの感想を寄こした。
 8月下旬の広島でのパネラーの発言要旨をまとめていく。発言要旨は次の通り。

 「故郷の大淀川で遊び、鍛えられ、もまれながら成長する。近所の友達や兄貴達としょっちゅう川に出かけ、泳いだり魚を捕ったりして過ごす。春先のカカシラ釣りから始まり、ハエナワ、タンポ汲み、ウナギぽっぽ、ドテバリ、エビカゴ、池ウチ、ビンヅケなど様々な方法で魚を捕った。嬉しかったのは、家に持ち帰ると、母ちゃんが料理してくれてみんなで食べたことだ。
 母の実家の近くを流れる綾川は宮崎一の清流でその透き通った流れの中で夏休みは毎日泳いで魚を捕った。幼い 頃、心の中に清流が刻まれた体験が一番の思い出として残っている。

 私にとって、故郷は川と共にある。滔々とゆったりと絶えることなく流れ続ける故郷の川。台風に襲われ、刻々と水かさが増し薄茶色から濁流に姿を変える川もあれば、日照りが続き水量が減り日頃近づけない早瀬を腰まで浸かりながら渡る川もある。日本人にとって川がどんなに身近な自然なのか、さらに源流と人間はどんな関わりを持ってきたのかを「源流絵図」作成に取り組んだ視点から考えてみたい。今、多摩川源流域で実施している「源流体験教室」が、じわりじわりと波紋を広げている。川の源・水の源を体験するこの取り組みで最も重視していることは、本物の自然を自らの五感で体験することであり、道のない源流を自分の力を信じて歩き通すことである。源流のかけがえのない大自然との遭遇は、子ども達にとって得難い感動と新鮮な歓びを心に刻むものと確信する。



2004年7月7日(水)[15:23:20]  
 朝8時30分に川崎市役所で源流研究所の研究員中川徹君と待ち合わせる。川崎市では、担当の方が台車を持って駐車場まで取りに来てくれる。有り難いことである。川崎から大田区に向かう。大田区では、今年から担当者が決まったので担当の方にお願いする。続いて世田谷区に向かう。世田谷区には、今年の10月2日から3日の「第5回全国源流シンポジウム」が世田谷区の東京農業大学で開催されるので、広く区民に周知して欲しいとお願いする。
 12時15分に環境省のロビーで小菅村の源流振興課の青柳諭課長と待ち合わせ、国土創発調査に関する国土交通省のヒヤリングにのぞむ。環境省の佐藤さんと荒牧さん、国交省の新屋さん、林野庁の河野さんが各省から参加。国土計画局特別調整課の杉野さんと調査官にあう。特別調整課からは、この事業の緊急性と必要性に関して厳しい質問が続く。緊急性に関する根拠が希薄ではないか、来年度事業でも良いのではないか、もっと明確に緊急性を打ち出して欲しいとの指摘がなされた。最初はとても厳しいやりとりが続いたので、これは駄目かなと思ったが、環境省の佐藤さんが的確に応答して厳しい局面を打開してくれたのでホッとした。「この源流再生・流域単位の国土の保全と管理に関する調査がどうか採用されますように」と祈り続けた。



2004年7月6日(火)[15:20:26]  
引き続き「源流の四季」を中川徹君と配布する。国立市、立川市、八王子市、昭島市、福生市、羽村市、瑞穂町、国分寺市、小平市、三鷹市、小金井市、国分寺市、武蔵野市、府中市、調布市、狛江市などに「源流の四季」を届ける。今度の夏号で発行回数が14回になる。発行の度に「源流の四季」を直接流域の市町村に届けている。繰り返し繰り返し足を運んでいる。ご承知のように、源流研究所は山梨県にある。様々な角度から小菅村(廣瀬文夫村長)・源流研究所の活動はマスコミに取り上げられているが、都内には情報はほとんど流れないのが現状である。源流の現状、動き、住民の願い、課題などを広く流域の市民に知らせていく必要がある。まだまだ源流の情報は流域に届いてはいない。繰り返し足を運ぶことで流域の市町村の担当の方と顔見知りになる。これからも「源流からのメッセージ」を多くの市民に届けたい。  



2004年7月5日(月)[15:09:44]  
NHK甲府が「やまなし自然塾」という番組で「水を育む多摩川源流を訪ねて」と題して小菅村・源流研究所の「源流体験教室」を取材するとのことで入ってきた。この日は小菅小学校4年生13名が源流体験に挑んだ。子ども達が渓谷に降りるところ、水に反応するところ、川を歩くところ、湧き水を見る子ども達、湧き水を飲む子ども達、湧き水のルーツを説明する所長、淵に飛び込む子ども達、広葉樹の森について、ここが水を貯えるわけを話す所長などたくさんの場面が収録された。楽しみながら実際に大自然を体感することが大切なことをつたえ、森の大切さを分かってもらえたらいいとしめくくる。いい場面が収録されたとNHK甲府スタッフの方が喜んでいた。テレビで、源流体験教室を正面から取り上げるのは今回が初めてである。映像的にもよく写っているとのことであったので、まとまりのいい、見応えのある番組に仕上がっていることであろう。
 NHKの取材がおわったら、「源流の四季」の配布のために、中川徹君と東京に向かう。稲城市、多摩市、日野市に「源流の四季」を配布する。




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