文明の源流日記


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2008年6月30日(月)[02:34:13]  
今年の梅雨は、梅雨らしい梅雨である。良く雨が降り、良く曇りが続く。緑は、春先の目映いばかりの新緑から日に日に色濃くなり深緑の森へと変身を続けている。森を通り抜ける風は、ひんやりとして肌に心地よい。小泉先生や源流大学の石坂君達と一緒に悠悠クラブのお茶に呼ばれ、蕗やタケノコをいただく。茶飲み話が楽しく、やまいちごの王者であるキイチゴの話しがでる。やまいちごのなかで一番美味しいキイチゴ。そのキイチゴの花が咲くとアワを巻いたという。別名アワまきイチゴ。トチの花がさくと豆をまく。ナラの新芽が白くなる頃には、トウモロコシをまくという。暮らしの知恵がお茶のみ話でホイホイと出てくる。実に楽しい一時である。啓明学園の鈴木先生から、7月22日に生徒・教師の合計42明で参加するとの連絡あり。立川の影山さんからマイクロの料金を教えて欲しいとの連絡あり。
 源流域の森林再生の基盤づくりにかかせないのが、水土保全にも役に立つ大橋式路網の整備である。全国源流の郷協議会主催の大橋式路網の研修会の参加確認が進み、宮林先生を中心とする源流大学グループ、道志村、小菅村、長野県川上村、木祖村、奈良県天川村から参加があった。奈良県の川上村の参加協力があるので、なかなか良い研修会になりそうである。また、全国源流シンポの参加確認も進みつつある。源流の森林再生に希望を与えた大橋式高密度路網が全国に広がり、森林管理と木材の循環・活用が大きく進むことを願っている。

2008年6月29日(日)[06:21:31]  
 源流からのメッセージを様々な会場で訴えている。源流の価値と可能性を探求し、はや14年が経過した。源流から学んだことを、源流の昨日・今日・明日に関して、自分なりに構成し源流物語として訴えている。河川環境管理財団の吉野次長から依頼されて、「川に学ぶ体験協議会」の指導者養成講座の講師として、埼玉県長瀞町の会場に出かけた。「川と人間、社会、川の文化」が私の講演のテーマである。河川環境管理財団の職員が対象であった。午後1時から4時までの3時間の講義というかなり長い講義であった。26日の木曜日からから準備のために本の読み込みを行い、土曜日には、レジュメを作成した。今回は、源流絵図の作成に取り組んで聞き取りした経験を元に、日本人が川や山、森などの自然とどのように関わってきたのかを中心にまとめ、源流絵図作成を通して「日本人の自然観」に迫るというものである。高橋裕先生の本と稲本正さんの本を幾つか読んだ。高橋先生の本は読めば読むほど味がある。稲本さんの森の文化の本はためになった。講義は、思った以上にスムーズに話しが出来た。経験を積んできた性であろうか。

2008年6月27日(金)[04:54:36]  
 多摩川源流協議会の総会が、甲州市勝沼町の防災センターで開催された。総会には、田邊甲州市長、河村奥多摩町長、岡部丹波山村長、降矢小菅村長が出席した。また、甲州市市の手塚課長、奥多磨町の加藤課長、丹波山村の坂本課長、小菅村の佐藤課長が出席した。総会では、田邊会長が、「源流協議会は、平成14年7月30日に結成されてから6年が経過した。特に平成19年度は、シカの食害調査に基づくシカ柵設置を行うとともに県や国に食害対策の強化を働きかけてきた。」と挨拶。総会では、平成19年度の事業報告と決算・監査報告をそれぞれ了承。続いて平成20年度の事業計画案と予算案をそれぞれ審議し決定した。意見交換では、シカの食害対策として、東京都と山梨県、埼玉県の連携した取り組みの重要性が指摘された。無事多摩川源流協議会の総会が終了してほっとした。
奥多摩の加藤課長から多摩川の国の直轄区間の延長について議論していこうと話し合った。田辺会長が、早速具体化したいので話し合いたいと申し入れされた。

2008年6月26日(木)[23:50:37]  
甲州市、丹波山村、小菅村、奥多摩町で構成する多摩川源流協議会の総会が明日開かれるので、その総会の進行に関して甲州市の田辺会長(甲州市長)と打ち合わせをした。田辺甲州市長は、源流域の自然環境の保全に熱心である。この組織は、山梨県と東京都に広がる自治体が県境の壁を越えて連携し、お互いに協調体制を確立しながら自然環境の保全に取り組んでいる。源流域には、広大な都水道水源林を核とする豊かな自然が広がっている。これを都水道局に協力しながら、源流の自治体が協働で見守り、地元で支え次の世代に受け継いでいこうと今から6年前に作られたのが、多摩川源流協議会である。この間は、特にシカの食害の実態調査を行い、シカの食害防止対策を県や国に働きかけている。源流研究所が、事務局を努めている関係から、昨年度の事業報告や決算・監査報告、今年度の事業計画や予算などの総会資料を準備している。源流研究所には、今、夏の源流体験の申し込みが続いていて、源流体験の問い合わせの連絡が多い。注目され、期待されているのは、嬉しいことであるが、スタッフ不足で忙し過ぎるのが現状である。しかし、申し込みもなく、電話も鳴らず、問い合わせもない静かな源流研究所であったなら、小菅村にとって役に立たない組織となる。流域から、必要とされ、注目され、期待されている今が花である。忙しいと言うことは、有り難いと言うことか。最近、我が愛する真緒真緒たちが、夜寝るのが早く、夜電話をかけても声さえ聞けない。真緒真緒がよく最近「ありがたいね」という言葉を使う。ますます可愛くなっている。

2008年6月25日(水)[23:48:41]  
源流という響きは、心地よい。川の源であり、水の源であることは論を待たないが、暮らしや文化の源という意味も含まれるのであろう。人間の歴史を辿っていくと、山や川や森林などが広がる源流は、人間の生活の大元であり、生活や暮らしを支え続けたのであろう。多くの国土が開発され昔の面影を失い、暮らしを支える土台が見えにくくなり忘れ去られようとしている現代にあって、昔ながらの自然と暮らしがいまなお残されていて、続けられている源流は、日本の宝物である。源流研究所は、子供たち相手の源流体験を実施しているが、森林と川と山のすべてを子どもの時代に経験することは、とても大切であろう。国から若いキャリアが派遣されてきた。一緒に体験コースを廻る。

2008年6月24日(火)[00:52:04]  
源流研究所の会報「源流の四季」の最終校正を行う。早いもので今回で30号を数えることになる。今回は、35年ぶりに田植えを復活、降矢英昭新村長インタビュー、多摩川源流自然再生全体構想完成、堀越さんの水源林シリーズ(最終回)、全国源流の郷協議会総会、源流水の普及、全国源流シンポジウムエクスカーション紹介などである。源流大学の田植えの記事は良いが全体として固い内容になっている。これではみんなに読んで貰えない。読んで貰えなければ発行する意味が無くなる。どうすればいいのか。もっと柔らかく、もっとしなやかに、もっと手間暇をかけることであろう。もっと心を込めることであろう。忙しさにかまけて手を抜いてはならない。但し、表紙の写真は迫力がある。倒木更新のヒノキ。根上の木である。午前中は、木祖村で行われた第9回全国源流シンポジウムの打合せに参加した。シンポジウムの取り組みを見ていると、源流の里として売り込んできたし、売り込んでいく木祖村の意気込みと決意がどんどん伝わってくる。木祖村から元気を貰ってきた。

2008年6月23日(月)[09:43:07]  
シカの食害から源流域の樹木や山野草を守取り組みを地道に取り組んでいる。朝早くから多摩川源流協議会のシカの食害調査で小島力さんと一緒に三窪高原に向かう。昨年、ドウダンツツジの巨木やレンゲツツジを守るために個体保存のためのシカ柵の中を調査に行った。途中、シカの食べない小さなウマノアシアトが目に付いた。嬉しいことに、昨年設置したシカ柵の試験地で、鮮やかな朱色をしたレンゲツツジの花が8株確認出来た。柵の周辺のレンゲツツジは一輪も花を咲かせていない。明らかに食害を免れた部分だけが花を咲かせた。また、柵の中には、ノコギリソウ、ツリガネニンジン、アキノキリンソウ、ノアザミ、ワレモコウ、シモツケ、ナルコユリ、ヨツバヒヨドリなどの成長した株も確認できた。小島さん曰く「足の踏み場もないくらい本来の草が茂っている。もともとあった草が勢いを取り戻している。」と明らかにシカ柵の効果が現れている。来年になるともっと山野草も茂ることであろう。毎月のモニタリングが楽しみである。ズミの木も沢山確認できた。ズミはすでに小さな実を沢山付けていた。成長の家の荒地さん一行が源流体験の下見と打ち合わせにお見えになった。 
 午後からは、甲州市、丹波山村、小菅村、奥多摩町で構成する多摩川源流協議会の今年度の総会議案づくりに精を出した。源流域の自然環境を守るための県境を越えた連携組織は大切である。何事も目標に向かってみんなで知恵と力を出していくことが大切である。


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